北鑑とは

北鑑(きたかがみ)とは、

東北地方(いわゆる蝦夷)の歴史・宗教・文化・風俗などを記述した文書です(詳細は下記の目次を参照)。
そこでは、われわれの“常識”とは異なる、知られざる歴史等が語られており、非常に興味深いものがあります。
史料としての検証は今後の課題ですが、「学問的な検討」に値するものも多く含まれていると思われます。長らく秘蔵されていましたが、昭和後半ごろから「公開」への作業が始まりました。

その編集内容は、

一定の方針によって体系的に分類・配置されたものではありません。集めた史料(文献の書写や、聞書き等)も“玉石混淆”とも言えるもので、それらを内容に関係なく順次列挙した体裁です。そのため、相互に矛盾する内容が掲載されたり、同じテーマが繰り返し述べられたりもします。したがって、読者においては、1ページから順番に読むというより、関心のあるところを探して読むというスタイルが適しているかもしれません。

「日付と著者が不明な記述部分」も多く、現代から見ると非常に惜しまれるところです。が、それらはおそらく、秋田孝季・和田吉次・和田末吉らの記述であると推測されます。

北鑑の原本・写本について

江戸・寛政期のころ、秋田次郎孝季(秋田住人)と和田長三郎吉次(津軽住人)によって集史・編纂されたとされます(存否・所在とも不明。今これを寛政原本と称する)。※秋田孝季とは?

この原本を明治期に和田長三郎末吉・長作(青森県)という親子が書写しました(一次写本。青森県弘前市の竹田侑子宅に所在。今これを明治写本と称する)。昭和末期~平成初期に、それを藤本光幸さん(青森県)が書籍刊行を目的に原稿用紙に書き起こしました(未刊。手書きの二次写本)。

平成28年以降、藤田隆一(東京都)が明治写本から直接テキスト入力(電子フォント)しました(二次電子写本)。

このサイトでは

二次電子写本を掲載しています。サイト掲載にあたって、横書きに変更するため一部表記の変更をしました。

  1. 表示フォントの問題から、一部、異体字を採用するなどしています。
  2. 語部文字(古代文字)などの多くは「・」と略しています(一部は画像で表示)。
  3. 「明らかな誤字」を一部修正しています。※校勘の詳細はこちら更新履歴はこちら

注意点

読み物として普通に読む場合には、特に問題はありません。ただ、江戸期(及びそれ以前)の文献として研究する場合には、少し注意が必要です。

  1. 原本を正確に写しているとは限らない。市井の庶民による書き継ぎなので「誤写」「文法ミス」などが想定される。
  2. 明治写本では、原本の漢文を読み下しに直しているものが多く、正しく翻訳されているか不明である。
  3. 明治写本では、末吉等が「自から執筆した文章」も追加されているので、注意が必要。
  4. 主に東北地方で記述された資料なので、方言的表記も散見されます。

目次 または主要なキーワード

北鑑 第1巻
奥の歌枕抄 みちのくとはに/丑寅日本国風景
北鑑 第2巻
東日流中山修験之事/北辰之神紀元/荒覇吐神之流布/荒覇吐神心得之事/陸羽之執農史/群公子、七里長浜に漂着/稲作、ホコネ、イガトウ/稲作道具の事/他
北鑑 第3巻
山靼聖地巡脚繪図/宇宙創生因/世界諸国之博学/トロイア、ヒサリックの丘/天竺国之神要/ペルシア ゼンダブェスタ教/傳聞西北紅毛人國信仰/宇宙之降霊/石塔山石神造築傳/他
北鑑 第4巻
北鑑繪草紙/安倍晴明、二十四山、坐山、宮位、二十八宿/北鑑要史繪巻/安日彦王、日本国と號す/郡公子、東日流と稱す/他
北鑑 第5巻
丑寅日本繪巻/北鑑日本繪巻/稲作・暦は、晋民の傳/安倍安國、善知鳥神社/宇屈波宇、道嶋嶋足/阿弖流伊、母禮、坂上田村麻呂/
北鑑 第6巻
渡島誌聞/荒覇吐王之創/神の渡来は、馬と倶に/平將門之家紋/陸奥考/国東、頻良、賴良/賴良、良照、道照/北鑑を以て故事を永代に遺す/国記、天皇記之事/北鑑日本繪巻/他
北鑑 第7巻
末吉の書意/鬼神、𢗭/神々の名前/舞草刀の由来/丑寅日本章 歌枕/道奥歌枕/歌枕道奥草紙/生保内神事、ダンブリ祭、トドコ祭/生保内城之譜/秋田北譜/秋田火内抄/宗家檜山城、土崎城は庶家/秋田火内衆/鹿角のタダラ、秋田犬、阿仁米/秋田毛馬内/海望北辰録、林子平/奥人望志、高山彦九郎/三つ巴の紋/語印とは/巡脚の苦労/他
北鑑 第8巻
生保内荒覇吐神/衣川合戦之談議/地史抄/前九年之役殉没供養芳名/女人武殉者/補陀寺、蒼龍寺/衣川探索、松本左兵衛/賴良口上/護持玉書/賴良遺言/他
北鑑 第9巻
衣川関之事/衣川水戸の検番/出雲大社と荒覇吐神/津軽辨笑語/地辨史語/東日流安東氏/津軽の諺/厨川悲話/安倍賴良衣川詠/宗任記/安倍国見告/賴朝が奉納せる神面/陸奥羽石神/他
北鑑 第10巻
史原之山靼/萬世クリルタイ/ムハンマドの事/黑龍之流氷/解紅毛人智覚/衣川築柵縄張/安倍安国/安倍六郎/鳶尾之琴/荒覇吐天道/山神、大山神、大山祇神、荒吐神/山靼蒙古国抄/安東船之事/安東船、六百に及ぶ/西山靼古史抄/享保二年、三輪石神と石塔山石神の仆壊/陸羽鬼傳説/なまはげ入道/安達ヶ原の鬼婆傳説/佛頂寺之事/山靼修史脚跡/渡島荒覇吐神/安東船の湊築/他
北鑑 第11巻
藩外記/養和辛丑の黑龍江クリルタイ/伊吉博德の渡唐記/阿部比羅夫の船軍/日本武尊の蝦夷征伐は、語部録に皆無/律令と丑寅日本国/道嶋嶋足/奥州三十八年戦役/證六十餘州安倍系縁/夷人之賣買記/奥州古語/磐城国六郷王/丑寅日本旭日抄/他
北鑑 第12巻
安倍晴明の入唐/倭の鬼族/佐怒族と耶靡堆氏の闘争十二年/耶靡堆氏の北落/報恩寺・日積寺にマルコポーロ像/飽田地涌油/奥内の討萬卑/按察使、大野東人/嶋足と安倍皇女/呰麻呂、紀廣純を斬殺す/神武天皇と佐怒/根子彦王と孝元天皇/阿弖流爲と田村麻呂/他
北鑑 第13巻
丑寅日本国史/馬の渡来せし道/岩手山とは荒覇吐神/巡脚日記より/耶靡堆の大王/他
北鑑 第14巻
安東成季の北鑑/阿久里川の投石/高星丸、東日流に落着/安東船、諸国に商易/萩野台の合戦/洪河の変/興国の大津浪/南部氏との戦い/安東盛季、愛季、實季/他
北鑑 第15巻
古代ギリシアの星座、神/山吹物語/平將門の物語/辰子姫、楓姫/荒脛巾神社、將門の遺品/蘇我氏の向原寺/秋田、志良須王/坂上田村麻呂征夷實記/五王の呰麻呂/阿弖流爲、阿弖利爲、母禮/陸奥史鑑/舘、城柵/他
北鑑 第16巻
日高、日高見、日辺/語部録、中山の歴跡/東日流選歌集/石塔山/ポロコタン、三内、入内、奥内、平内/カシムとツムリ/役小角秘傳藥草木/みちのく長歌集/倭国の大王一統/大化攺新は、祐筆の造事/陸奥選歌集/羽州選歌集/荒覇吐神と開化天皇/語部録に復本在り/衣川の治水工事/安東高星丸/安東貞秀の山靼移住策/都母、宇曽利、奴干奴布、糠部/石簇の違い、馬産/素燒土の神像、チセに安置/三輪の石神/神威丘、亀ヶ岡/他
北鑑 第17巻
日本丑寅歌集/荒覇吐五王/倭に遺る石造遺物/語部文字/セモチ/カデル、コタン、チャシ/チャシポロコタン/安東船の交易品/金鑛山の施工/八方平、八幡平/安東船の施工法/安倍一族、陣中の唄/他
北鑑 第18巻
丑寅日本国の生活、歴史、信仰/部の民/ビッキウタリ、ヤトラウタリ/東日流、渡島の岩窟に遺る鳥形文字/紅毛人の多く住める處/ムーダン、ベメハ/古代の諸々の智識/カッペタ織、トナリ織/八將神、八卦など/みちのく長歌/紅毛人カムテルス/紅毛崎、ヤンカロン/安東船の構造/秘之事/他
北鑑 第19巻
樺太国領の標木/金剛藏王權現の意義/金光坊、法藏比丘四十八願、末法念仏獨明鈔/一遍、時宗/小浜湊に安東船/役行者、本地の感得/金光坊の巡脚/磯野家文書/阿吽寺、外道説/丑寅俗歌集/他
北鑑 第20巻
別巻東日流外三郡誌/耶靡堆、日高見国/安倍富忠と宇曽利金鑛/富忠、賴良を討つ/川辺左衛門の仇討ち/秋田家、上の系図/アソベ族、ツボケ族の渡来/アソベ族、ツボケ族の相違/和田一族と安東氏/下の系図、上の系図/秋田實季の攺系図/シャンバラとラマヤーナ/コケシの起源/他
北鑑 第21巻
太元明王/普化宗/外道の因/六師外道/日輪九星紋/眞如とは/因果論/因明果明とは/五輪塔、版碑/天竺靈地/藤原秀榮の天竺派船/附書一/附書二/他
北鑑 第22巻
安倍一族の薬造/十三湊日記/大王の陵/安東船と古代船/安東と安藤/南朝方と北朝方/羽州の金、陸州の鉄/柳の御所/上磯と下磯/東日流草歌集/神と人/極樂寺・淨法寺の落慶/カムイチャッカ/夜光虹/めくら暦/他
北鑑 第23巻
五印奴亜留耶文字/古代の通貨/ホルツ、カン/津軽に三仙聖地/みちのく旅歌集/みちのく徘徊/築紫の卑弥呼/瀬戸内水軍、八幡船/地獄の閻魔法王/仙伏と山伏/方士とは/招神カムイノミ/平泉佛殿の佛材/安東一族の分族/羽賀寺再興/南部氏との抗争/他
北鑑 第24巻
鬼と名あるは紅毛人/白老のコシマエカシ/長三郎、タタルエカシに對面/承平の乱/天慶の乱/奥末櫻暦集/平將門が知行せし下總/高望王と荒覇吐神社/富士山/他
北鑑 第25巻
遺訓之掟/荒覇吐神抄/磐井之石神/丑寅日本史之證/歌枕みちのく草紙/東日流より秋田に脱藩/和田家の家系/荒覇吐信仰抄/古代エジプト傳/古代ギリシア傳/山靼道中記/山靼往来/プラノカルピニ、チンカイ/他
北鑑 第26巻
十三宗寺宗旨明細/道昭、禪の七傳を安倍安国に授く/松前の阿吽寺/安東貞季、倭船来船を禁ず/宇曽利三郡/北斗の星/和田一盛と安東宗季/山王坊日枝神社/平等教院、萬藏寺/叡山なる山王/大光院小角堂/客人權現/上毛野田道將軍/奥の歌集/金光坊、佐渡に綽空を訪ねる/他
北鑑 第27巻
歌枕みちのく草紙/寛政覚書、林子平記/りくを説得/松前と末尾間内/シャモン/三郡とは/巖手の古跡/丑寅の侍、女子/安倍入道良照/井殿/荒覇吐神は六十餘州に/他
北鑑 第28巻
迦陵頻伽/中山石塔山由来/平泉金色堂/安倍一族の版碑/みちのくとはに歌選/オロッコ族、ギリヤーク族、オロチョン族/神は人の上に人を造らず/叡山の僧兵/安東船の京船/大根子神社、三輪石神/石神、ハララヤ跡/富士山は日高見山/太田道灌の城神/孝元天皇、開化天皇/クリルタイ、ナーダム/松前に阿吽寺/他
北鑑 第29巻
ホコスネ、イガスネ/安東時季と十地經論/阿羅邏迦蘭仙人/安東忠季、順宗より大乗經を得る/天竺の禮法、精舎/六種外道/金毘羅とは/クリルタイ、傳達の鳩/末吉私記/十三宗寺の十六羅漢像/十三左衛門秀榮、秀寿、秀元/興国津浪と弘智法印/地獄道、餓鬼道/西院地藏/他
北鑑 第30巻
コタン、チセ、チャシ/聖地ヌササン/イシカ、タンネ/耶馬臺王、箸香に君臨す/ツルシ、語印/倭国の歴代年號/渡島のヌササン處/イヨマンテ/安倍道昭(良昭)の生涯/辰子傳説/安倍晴明と土御門暦/語部暦/古代人の神像・器造り/ハタ、トナリ、ダバ/他
北鑑 第31巻
日本は安日彦王よりの国號/白山信仰/紫波の幽鬼/北鑑の記すもの/北極星を神聖とす/荒覇吐神社の遺りき跡/奥州の寺社にあるフビライハン像・マルコポーロ像/オシラ、イタコ、ゴミソ/北鑑は庶民の口傳/他
北鑑 第32巻
東日流中山/荒覇吐族、丑寅日本国/石置文字、縄結文字/丑寅の民は人命を尊重/蠣崎藏人、安東政季/化科の法則/ラマヤーナ/天竺にシュードラ/西の諸民乱の移り来たる歴史/末吉の申添へ/他
北鑑 第33巻
天道、地道、海道/中山に大倉山/石塔山を仰ぐ神事/冬のもたらせる白神/長三郎日記/孝季より三春藩への書状/孝季日記より/安東船の越往来/西海の国の風物/城柵の縄張り/安倍頻良の智得舘/陸奥の日の出日の入り/魹ヶ崎に十二神山/宮城の荒覇吐神/都津奇石の秘洞/千尋の黄金/松前肥後の書状/千島、樺太の領有は康和壬午年に標置/他
北鑑 第34巻
日本書紀は片そばぞかし/秋田の鬼傳説/サンパプチスタ號/長三郎日記、訪地尋史の旅/三禮四拍一禮/荒神谷は荒覇吐神殿/三年毎にイオマンテ/東日流の聖地/神代はおとぎ話/他
北鑑 第35巻
夜泣地藏/吉運地藏/泥足地藏/童代地藏/母代地藏/延暦年間、日本將軍は坂東まで反攻/倭神の麻糸を神事に用ふは/崇神族/日向王の佐怒/マルコポーロ、元王フビライハンを寺社に祀る/安倍氏の金藏/他
北鑑 第36巻
奥州古代佛法之事/役行者、役小角の感得/藏王權現、金剛不壊摩訶如来/石尊寺縁起/生保内怪奇/他
北鑑 第37巻
異説白山神由来/石室を暴かれた蝦夷の墓/荒覇吐王制の成立/荒覇吐神大要/天皇記、国記之事/天皇氏、天皇記・国記を探索/上毛野田道、阿部比羅夫、坂上田村麻呂/倭国物部十氏/平將門、太田道灌、荒覇吐神を祀る/藤原秀郷、辰子の方を探索/辰子、楓姫の悲話/他
北鑑 第38巻
丑寅日本の歴史大要/諺、盆唄/安倍五法の術を幼少より得練/奥州黑脛巾衆/古代東日流の三大王代/クリル道/安日彦・長髄彦が日本国を創立/倭史神話の天孫降臨/天皇陵の設定は稗田阿禮にて定む/出雲大王、耶靡堆大王に国をゆずる/賴良の骨を洗骨/古代に栄えたる都の廢墟/パンパブチスタ號、浪岡又右衛門の報告書/神の相は大自然そのもの/高樓、狼煙、木鼓/天皇氏なるもの/天皇記・国記を巡る攻防/他
北鑑 第39巻
諸翁聞取帳/金寶寿と舞草刀/一戸より十戸までの牧/羽州産馬、三春産馬、八幡駒/石の神殿は、六本に掘立つ高床三階/丑寅日本国の大王政之要細/王とて通例の埋葬/役小角/金光坊/源空坊/大浦氏、津軽を正統地名にす/道元/弓削道鏡/日蓮/三身即一身とは/日高見歌集/北斗七星/他
北鑑 第40巻
日本將軍、多稱さる/丑寅日本国誌考/陸奥物語 第一巻/鬼首の乱/戊子の和睦/阿久里河事件/富忠、反忠す/賴良逝く/貞任、戦備を完了/陸奥物語 第二巻/高星丸、東日流へ/厨川の戦い/宗任、賴義に對面す/他
北鑑 第41巻
坂東丑寅之雜記/馬飼帳/山神處異/山田湾物語/奥羽陸古傳/陸奥話記(漢文)/安倍良昭と生保内城/衣川旧関を平泉とす/清衡、佛頂寺/法然・親鸞の歌/白山信仰、天池/他
北鑑 第42巻
大王・副王・郡主/民、長老、部民/語部文字は漢文/幕府、秋田家に古文書を請う/最上德内、間宮倫造/上の国系図/中山に石塔山/安東政季と渡島/みちのく歌選/江戸より田沼殿書状参り候/高星丸と山靼交易/ポロチャシコタン/耶馬臺城跡/三輪邑の石神/他
北鑑 第43巻
安倍姓は安国から/安東一族の再興/東日流内訌から鎌倉幕府滅亡へ/清原武則、大泻の民を討殺す/新田義貞/飽田に大泻あり/明治の自由民權/河野廣中、和田權藏/植木枝盛、憲法草案/大日本帝国憲法發布/飽田日積寺/城築縄張りに要あり/渡島將軍山の鳥洞/宇曽利湖噴火/他
北鑑 第44巻
興国の大津浪/大浦氏、安東一族累代の實史を滅す/古代オリエントの神々の混成/バイカル湖の龍神/ブルハンの生命法水/アラハバキ信仰十條戒律/荒覇吐五王/他
北鑑 第45巻
北斗史/阿曽部族、津保化族/六本の大柱を掘建/高楼に、アラハバキカムイの行事/言傳ふる文字、七種/流鬼国、千島、神威国、東千島、渡島十二郡/安東貞秀、北方国領を定む/奥州の史抄/西山靼の史/オシラのコケシ、イタコの祭文なるダミ/稗の耕作は六千年に遡る/陸歌古集/安日彦王はマタギの神/秋田犬はシキタイ犬/他
北鑑 第46巻
語部録を天暦元年に再写/和魂と荒魂/荒覇吐神とは雌雄にして、因と果なり/ゴミソ/上磯の龍飛/荒覇吐神像を燒仕上る/石神信仰/シュメール王グデアの詩/山靼巡脚の成果は、東日流の農倉に隱藏/エカシとオテナ/一の関、釜石鉄、砂鉄/日蓮/綽空/圓空/金光坊の書状/梵とは/山田湊のアラハバキ神社/他
北鑑 第47巻
倭の一統成れるは、推古女帝から/神代は夢幻想定/古代人の樂/丑寅日本古歌集/丑寅に遁住せる落人/古代エジプトの金字塔/圓列石、カムイヌササンの跡/生命を長ずるの要/役行者、丑寅へ/田沼意次の書状/田沼意次、世界巡見の探索令/語部録を漢書に書攺め/安倍安国、語部録を写す/東日流方言歌集/東日流と宇曽利/荒覇吐五王/他
北鑑 第48巻
外道、ラマヤーナ、因と果/ギリシア神譜/十三湊、名の由来/陸奥羽歌草紙/干物海産、獣皮/古代ハララヤ跡/東日流古代語/小野小町/閉伊の魹ヶ崎/天竺いろは寅の巻/他
北鑑 第49巻
玉石混交の諸傳/イシカ、ホノリ、ガコ/生物の耐世進化/アラハバキ神渡来/安倍一族の軍旗/奥の歌百選/ツパン、ヂパング/他
北鑑 第50巻
大王継累の五種神器/古代ギリシア国/語部暦/古代エジプト/マンダの木/エドワード・トマス/山靼に渡れる者多し/耶馬渓にヒメカと曰ふ女王/金宝寿の舞草刀鍛治/馬術、匈奴系・東突厥系/表金山と陰金山/田沼の命運盡き候/他
北鑑 第51巻
蝦夷勧誘策/石塔山祭文/石塔山の佛像、宝物/石塔山、津軽氏に破壊さる/田沼意次、献金す/安倍良照の曰ふ現觀/大日、阿弥、阿閦、薬師、釋迦の五佛/石塔山の小角堂/古事記、日本書紀は信ならず/語部暦、別稱めくら暦/日高見国は、安日彦王の宣したる付名/鬼舞、鬼太鼓、鬼面/妙法蓮華経/和賀の極樂寺/他
北鑑 第52巻
石神/丑寅歌選百首/シュメール民、ジハン/間宮林藏と安東船水先図/津軽藩日記の曲折/菅江眞澄の免役追放/十三湊の神社佛閣の造像は揚州舶来/安倍良照と井殿/ホーハイ節/オクナイ、マゴナイ、サンナイ/基吉記/他
北鑑 第53巻
佛とは/梵とは/我とは/外道の曰ふ因と果/乾闥婆城/護摩とは/洛陽/喇嘛教/長歌、混本、旋頭、短歌/飯積大坊の大光院/和田氏の護持/奥州の毘沙門天/他
北鑑 第54巻
安倍一族の隱れ里/武道之訓/男子、二年の防人役務/饕餮、九頭龍/耶靡堆族、蘇我郷へ/大物主山を三輪山と號く/オリュンポス十二神/衣川に川内柵あり/白鳥舘と安倍行任/秘法とは/明治五年、小覚堂廢さる/明治初期、石塔山顛末/他
北鑑 第55巻
丑寅日本史/役小角の生涯/語部文字にて成れる丑寅暦/めくら暦/三年に一度の黑龍江の集い/白鬚水と黑鬚火泥(津浪と噴火)/安東水軍とは/安倍盛季、中山耶馬臺城に秘藏す/韓の三別抄/ジパング/渡島、飽田に新天地/チタにて三年毎にナアダム・クリルタイ開催/神司は必ず、萬里を巡禮す/末吉、古紙調達/他
北鑑 第56巻
みちのく歌草紙/安倍義季、潮方政季、蠣崎藏人/膽川双股城/塩の道、馬追道/荷薩體道、都母之道、荒吐道/他
北鑑 第57巻
カルデア民/役小角の金剛とは/コタンヌササンの跡/ヤントラ/八相とは/みちのく歌草紙/三十三觀音/三十伍佛/神変三十五身/大王の墓は丈四方の盛土/知られざる地名/他
北鑑 第58巻
若者の山靼征旅/霊魂の不滅/小浜湊と安東船/山靼とは/出雲の大神、国東の大元神社/コケシの由来/聖水に三種あり/ブルハン神、バイカル湖/ハタ舟、ダバ舟/チンギスハーンとの親睦/戸来、キリスト教傳導師/義経の歸化/東日流天皇山/オコデイハーン/サガリイより元軍上陸/安東船、小浜に京役船とて勅許/盛季、東日流放棄の議談/他
北鑑 第59巻
妹りく/山靼への旅行/本草学/菅江眞澄、高山彦九郎/三春駒/林子平、海国兵談/高山彦九郎の憤死/渡島、チセ、神棚/覇吐神古像にシキタイ民の紋様/荒覇吐神祭文/安東氏、遂に東日流を放棄/他
北鑑 第60巻
カルデア民、秋田男鹿へ/和田義秀、岩見澤に知行す/和田權七、弘前寺社奉行に召捕わる/上宮太子、蘇我氏/物部氏、羽州に追放さる/学閥、学者/坪毛山、小角堂/和田神職官/他
北鑑 第60巻付巻
語部文字七種/因と果に解く外道の哲理/怖しきは人間なり/マンテヌササン、六本の大柱掘立三階/ギリシアの宇宙石/奥旅歌集/他
北鑑 第61巻
綴目録/集總考/秋田氏書状集/白谷、振部鈴の古傳/孝季、石塔山に入峯/北鑑筆了之辞/道奥歌枕/終章之譜/末吉、遺言之事/他
日本北鑑 全
陸羽地史抄/丑寅日本国領は都母にして中央/二人語部/東北は鬼を神とせり/日本北鑑/安倍一族遺歌集/丑寅日本鑑證/田沼意次の密使/山靼紅毛人国の神と荒覇吐神/神託/賴良口上/幻之舘生保内城/衣川哀話傳説/他
北鑑繪巻5
戒言/丑寅日本國史 總修編
北鑑繪巻6
日本將軍系図
北鑑繪巻9
江刺今昔集/江刺天喜之武鑑/城柵之始築/江刺之史傳/奥州江刺之快奇士之事/江刺古事抄/江刺古話集/東日流大里之事/奥州奇談