校勘記
北鑑の「明治写本」を電子テキスト化するにあたっては、なるべく元本の表記を尊重して、修正は施さない方針です。原則、“疑わしい”ものでも、そのまま写すこととしました。
ただし「明らかな誤記」「日本語文章として意味が通らない部分」については、一部修正しています。また現代人に読みやすくするために句読点を入れ、適宜改段落を入れています(“読みやすくする”のが目的)。
文字の修正は、以下のようなケースです(例)。読者の煩雑を避けるため、逐一、該当場所での注記はしていません。
- 未→末
→翁
- 屈→屆
- 徴→微
- 漬→潰
- 抜→祓
- 賛→替
- 内詮→内訌
- 族→旅
- 思→恩
- 斉→斎
- 縁→緑
- 靡訶→摩訶
- 待→侍
- 土→士
- 隋→随
- 良→艮
- 己→已
- 隋→隨
- 干→于
- 宗書→宋書
- 施→旋
- 洛→浴
- 濽→潜
- 四委→四季
- 日連→日蓮
- 報思寺→報恩寺
- 荻野台→萩野台
- 「前東、覆かえりては、後東を戒めとす」→「前車、覆かえりては、後車の戒めとす」(巻40)
なお、上記以外にも「フォント不足による異体字への変更」「検索の便宜のための新・旧字体の変更」などの修正を施しています。